《年末年始休業のお知らせ》
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2013年12月24日 9:07 カテゴリー:お知らせ
書籍紹介「がん患者よ、医療地獄の犠牲になるな」 近藤 誠・ひろさちや 共著
がん患者よ、医療地獄の犠牲になるな
近藤 誠・ひろさちや 共著 ISBN4-537-25280-4
ユダヤ教から派生したキリスト教の本質は砂漠の宗教です。『旧約聖書』にあるように、キリスト教においては人間は神の被造物であって、神から「生命」を与えれたのです。人間はその「生命力」でもって、いわば、「死」の世界である砂漠に生きます。つまり「死」と闘いながら生きるのがキリスト教の原則です。
しかし、仏教はそうではありません。仏教が発祥したのはインドであり、インドはモンスーン地帯です。そこでは自然は湿潤であり、人間に恵み(生命力)をもたらしてくれます。従って「死」の原理は、むしろ人間の側にあり死すべき人間を自然が、その恵みで生かしてくれています。それゆえ、仏教とキリスト教では「死」や「老」「病」に対する考え方が反対になります。
欧米人が老いや病と闘って生きるのは、キリスト教の考え方です。彼らは神が「生命」を与えてくれたのだから、その「生命力」でもって老いを克服し、病を克服せねばならないと信じています。ですが、老・病・死と闘って人間は勝てないことを欧米人はよく知っています。つまり、彼らは生きることを楽しんでいます。ところが、日本人は負けを承知で闘うことはできず、勝つことばかり考えていますので、がんと闘わないほうがいいと、ひろ氏は主張しています。
一方、近藤氏はこれからの健康や病気に関する考え方や、医者や医療との付き合い方次第で、死ぬまでの人生が幸せにも不幸にもなりえる。それには、健康や医療の価値を絶対視しないことが大切であると主張します。
世の中には病気は忌むべき状態である。健康に価値がある。健康が幸せの前提であるという考え方に取りつかれた人が多く、健康を維持すれば、よい最期を迎えられると思っているようである。しかし、そこには落とし穴があります。健康を維持するためにと、何かにつけて医者や医療機関に頼ってしまうため、見えない鎖で医療機関につながれ、寿命を縮めたり、体調を落としたり、医療事故にあう可能性が高い。現在、体調良好な人は、なるべく医療機関に行かず健診や人間ドックなどの検査も受けないほうが、心穏やかで充実した人生を送ることができる。
がんという最大の難題をめぐり医者と宗教学者がたどりついた「哲学」が本書で示されています。
2013年12月19日 9:22 カテゴリー:書籍紹介
書籍紹介「病気が治りやすい人、治りにくい人」 於保 哲外 著
病気が治りやすい人、治りにくい人
於保 哲外 著 ISBN978-4-903773-09-4
著者は三十数年、精神科と内科の外来や病棟でたくさんの患者さんを診てきました。百人の患者さんがいれば、その病気の原因や現れ方も百通り。そして、患者さん本人の病気の受け止め方も様々です。
病気が治りやすい人もいれば、反対に病気の治りにくい人もいます。この両者の違いは何なのか、長年の治療を通してずっと考えてきました。そして、病気を治すための一つのコツに気づきました。それは「心と体を温める」ということです。
心の冷えは否定的なものの見方が原因となっています。自分を見る無意識の目が肯定的な場合は良いのですが、否定的なサングラスをかけている場合、人生は不幸な方向に傾きます。いやな事ががあったり、人に何か言われるたびに落ち込んだり、自分を責めるというパターンに陥ってしまいます。その結果、病気になってしまうのですが、病気になった自分をさらに否定し、責めていくので立ち直る事ができない悪循環に陥っていきます。大切なのは、それが「ネガティブスパイラル」となり、病気を悪化させていくという事実です。病気を治すには、それまでの否定的なものの見方を変える事が大切です。
一方、現代は体を冷やす要素がたくさんあるにも関わらず、冷えを防ぐ情報が不足しています。ストレスは交感神経を刺激し、血行を悪化させて冷えを生みます。さらに交感神経の興奮の結果、喉が渇き、さらに水分を摂取することで、ますます冷えを増大させる事になります。
本書は「心と体の冷え」をなくし「心と体を温める」ための具体的な処方箋がわかりやすく示されています。さらに、病気は自分自身が治すという意識改革の提唱とともに、心と体の全体を診る医療を重視し「すべての病気に心身医学が適用されるべきであると強調しています。
症状を抑える事を主眼とせず一人の人間が病んでいるという事の本質を問う視点の医学(人間医学)こそ、今の時代が求めている医学である。
2013年12月12日 9:08 カテゴリー:書籍紹介
