書籍紹介「医者が患者をだますとき」 ロバート・メンデルソン 著 

医者が患者をだますとき
ロバート・メンデルソン 著 ISBN978-4-569-67016-4

私は現代医学を信じない。いうなれば医学界の異端者だ。本書の目的は現代医学を過信しないよう人々を説得することである。とはいえ、私自身はじめから異端者であったわけではない。それどころか、かつては心から現代医学を信じていた。このような書き出しで始まる本書の著者であるロバート・メンデルソン博士は診療・研究・教育の3つの分野で業績をあげ、数々の栄えある賞を受賞したアメリカ医学界の重鎮です。「医学界の異端者」を名乗り、一般の人々に「本当のこと」を知ってもらうために現代医学の実態を公表した本書の主張は、概ね以下の3点に集約されます。

(1)現場の医者の大半が添付文書の警告を軽視しているため「処方薬は医師の管理下で使用する場合にかぎって安全である」という医療の大前提は虚構である。

(2)現代医学は薬剤と機械と技術については高度に発達しているが、方法論に重大な欠陥があるために健康の維持・増進にはあまり役立っていない。

(3)生物学の法則である自然の摂理に反した治療法や育児法が災いし、結果的に副作用や後遺症という形で新たな病気を作り出している。

ただし、博士は医療を全否定しているのではなく、救急医療が人命救助に貢献していることを高く評価します。その上で、不要な治療を指摘し、病気や怪我を治す主体として生命体に宿る自然治癒力を重視した医学を提唱しています。

現代医療の9割は不要な治療!?

2013年11月28日 9:29  カテゴリー:書籍紹介

書籍紹介「医者ムラの真実」 榎木英介 著

医者ムラの真実
榎木英介 著 ISBN978-4-7993-1399-2

日本の医療が崩壊する…そういわれて久しい。医療費の高騰、モンスター患者、患者たらい回し、医療訴訟、小児科・産科・外科の危機、医師不足、医学部新設問題、医師と患者関係の変化、医学生の学力低下、地域医療崩壊…ぱっと思いつくだけで、これだけの話題がある。著者はかつて大学で生物学を学び、卒業後は大学院で研究をしていた。いろいろ思うところがあり、一念発起して医学部に入りなおした。医師免許を取得したとき、32歳になっていた。実は医師の少なくとも一割(個人的な実感)は、著者のように大学院を卒業、中退したりあるいは社会人を経験したりしている「遠回り組」だ。

そんな異端な医師である著者から見えてきた、報道もされないし、注目もされない、あるいは誤解されているけれど、それらは日本の将来に深刻な事態をもたらすかもしれない、そんな医療問題があることを読者に是非お伝えしたいと思ってペンをとった。そんな問題があることは実は医師だって知らないかもしれない。そんな問題を掘り返すなんて「うるさい人」の性だと思うけど、あえて「うるさい人」になろうと言う。

もちろん本書は、30万人近くいる医師の一人である著者の視点を通して見えてきたものでしかない訳で、数ある医療関係の本にささやかな一冊を加えるに過ぎないかもしれない。しかし、本書は地べたを這いずり回りもがく現役医師である著者が、いままで光があたってこなかった部分を照らし、危機にある医療のリアルな現状と問題点をさまざまな角度から描き出すとともに、読者一人ひとりが日本の医療を変えていくために、どう考え何ができるか、そのヒントを提示するものだ。

マスコミが書かない医療業界の問題を衝く!

2013年11月21日 9:18  カテゴリー:書籍紹介

書籍紹介「面白くて眠れなくなる人体」 坂井建雄 著

面白くて眠れなくなる人体
坂井建雄 著 ISBN978-4-569-80823-9

人体は私達にとって最も身近でありながら、未知の世界です。「人体は小宇宙」といわれるように神秘に満ちあふれています。それは、驚くほど精緻で、どんなコンピュータも敵わないほど複雑です。骨格や筋肉の滑らかで無駄のない動き、それを支配する脳の絶妙な采配、生命に必要な物質を外界とやりとりする内蔵たち、そして、休みなく拍動を続ける循環器系。体のどの器官を取り上げても、そこには最高度に洗練された生命の営みを見出すことができます。

例えば、本書のページをめくることができるのは、骨や筋肉が働いているからです。特に親指は他の指とは異なり、物をつかむための筋肉が8つも付いた贅沢なつくりになり、この構造は人間だけしか備えていません。あるいは、どんなに電車が揺れても、ちゃんと本書が読める目に備わる「手ぶれ防止機能」のおかげです。人間の体は、生命と健康を守るために私たちが無茶をしても正常な状態に戻そうとして、それぞれの器官が昼夜を問わず黙々と働き、役割を全うしてくれています。

私たちは、そんな健気な自分の体のことを何も知らずに過ごしているのではないでしょうか。まずは自分の体を知りましょう。体を動かしたり、触ったりして、体をよく観察して下さい。そこには、人体を支えている精緻なメカニズムが隠されています。そうすると、生きていること、健康でいられること自体がまさに奇跡であり、一人一人がかけがえのない存在であることを思い知らされます。人体を知ることは、自分自身を知る旅でもあります。まだまだ、人体は謎だらけです。現代科学をもっても、すべてが解明されたわけではありません。神秘とベールに包まれているのが人体です。

人体は最大のミステリー!!

2013年11月14日 8:57  カテゴリー:書籍紹介

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