書籍紹介「サプリメントの正体」 田村忠司 著
サプリメントの正体
田村忠司 著 ISBN978-4-492-22333-8
著者は医療機関(ドクター)に限って提供を行っている小さなサプリメントメーカーの代表を務めていますが、その立場から多くの方が安易にサプリメントを飲んでいる状況をみると「ちょっと待て!」といいたくなります。
もし、あなたが今飲んでいるサプリメントが次のようなものだったらどうでしょう?
・有効成分(栄養素)は1%未満、あとの99%は添加物
・その成分量は普通に食事をすれば摂れる程度のものである
・栄養素の原料(アミノ酸)として中国人の人毛が使われている
・飲み続けるとアレルギーを発症する可能性がある
・価格に見合った効果がない
・「○○伝来の秘薬」には科学的根拠(エビデンス)が希薄なものが多数
実は今、市販されているサプリメントの中には、このようなものが多くあります。しかし、そうはいっても健康のためにサプリメントを飲みたいという方、また、栄養面の深刻な問題からサプリメントが必要な方もおられます。
そこで、本書はサプリメントの実態を伝えた上で、投資に見合った効果がきちんと期待できるサプリメントの見分け方、選び方について、できるだけ分かりやすく伝えています。粗悪品にだまされないためには、まずはきちんとした知識を持つことが必要です。
限られた予算の中で何を飲めばいいのか、どの栄養素を優先して摂るべきか。華やかに宣伝されているウコンやグルコサミン、ヒアルロン酸など「あのサプリメント」は本当に効くのか。摂取することで、かえって健康を害しかねないサプリメントを見抜くためにどんなポイントに気をつけたらいいのか。サプリメントに頼らず、体をいい状態にキープするにはどうしたらいいのか。
全国のドクターが熱烈支持!サプリメント業界を知りつくした著者が、本当に効くモノを徹底検証!
2014年1月16日 9:11 カテゴリー:書籍紹介
書籍紹介「医学の大罪」 和田秀樹 著
医学の大罪
和田秀樹 著 ISBN978-4-7993-1398-5
医療技術が進歩していくなかで、確かに寿命は延びました(乳幼児死亡率の低下を除くと、寿命の延びは必ずしも医療の進歩のおかげだと思えないが)。けれども、わが国の死因の圧倒的一位であるガン患者数も死亡者の数もいっこうに減りません。糖尿病とその合併症を中心とした、いわゆる生活習慣病患者の数も増える一方です。
大学の医学部は相変わらず受験生に人気ですが、地域医療は崩壊寸前で少子化対策のかけ声の陰で産婦人科や小児科の不足が深刻化しています。
つまり、医療については問題山積。逆に言えば、まだまだ改革の余地が多大にあり、多くの人が様々な立場から、医療を巡る様々な問題を指摘していますが、その問題の多くが、そもそも医療関係者の多くを世に送り出す、大学の医学部にあります。いまの医学部は3大機能の臨床・研究・教育のどれをとってもひどい状態にあります。改革に関しては、医学部といえども大学の医学部は文科省、附属病院は厚労省の指揮下にあり行政の力でできることはたくさんあります。
実際、新臨床研究制度の導入で、これまで表面に出なかった、それぞれの大学病院の臨床と教育の実力の差が明らかになり、一部の大学に改革を余儀なくされています。同様に放射線科など時代のニーズを受けて今後もっと増やさなければいけない科や、産科・小児科など医学生には不人気だけど減らしてはいけない科がある一方で、急患の少ない眼科や皮膚科が増えている問題など、例えば保険の点数を変えることで、ある程度解消できるはずです。
製薬会社との癒着問題になっている新薬の治験についてもアメリカのFDAのような公的機関をつくるなど認可の仕組みを変えればよく、教授の選出方法も教授による互選でなく、第三者を加えることを義務化するなど、挙げればきりがありません。
医学・医療の進歩の最大の抵抗勢力となっている医学部が変われば、先進医療立国になる事も夢ではなく、その日に向けて著者は、これまで誰も書かなかった医学部の22の大罪をあえて問うています。
2014年1月9日 9:22 カテゴリー:書籍紹介
書籍紹介「病気になる人、ならない人」 土橋重隆 著
病気になる人、ならない人
土橋重隆 著 ISBN978-4-7973-4245-1
真面目で多くの人に愛され、健康情報にも敏感で、絵に描いたような健康的な生活を送っていた人が突如として「がん」で亡くなってしまう。かと思えば、酒、タバコを愛し不規則な生活を好み、自分勝手で、いい加減、みんなから疎まれている人が“憎まれっ子世にはばかる”を地でいくように風邪ひとつひかずに長生きしている。といった事もまれではない。
こうした現実を見る限り私たち人間の体とは、必ずしも全て「科学的に説明できるもの」ではないようである。西洋医学100年の歴史の中で、ほぼ完全に治療させることができるのは、抗生物質による感染症治療と一部の外科治療だけというのが実情です。では、西洋医学で治せない病を治癒させることは不可能なのか、そもそもなぜ人は病になるのか。この問いは著者が20年間どっふりつかってきた西洋医学の世界に疑問を感じ、副院長を務めていた病院を辞め、一介のフリーのドクターになって以来、常に自らに投げかけてきた問いである。
そして、病気の本当の原因は現代医学が捨て去った「目に見えない領域」の中にこそあると確信するに至った。つまり、一般論では語れない個々の患者さんの生活史や考え方、感情など心の中にこそ病気の原因がある。
例えば、右乳がんと左乳がん患者さんでは違うストレスがあることを発見した。右乳がんになった患者さんの場合に共通しているのは、がんになった理由がまったく思い当たる節がない。しかし、対話をすると夫や義父など身近な男性との間に何らかのトラブルがあり、それが強く長いストレスになっている。一方、左乳がんの患者さんの場合は、がんになった原因について尋ねると、あまり間をおかずに、肉体的にかなり負担をかけた時期があったとすぐに答えることができた。また、著者が出会った進行がんが治癒した患者さんは、過去との決別もフルモデルチェンジも、ごく自然にできた人である。
今まで、病気は突然襲う理不尽なものと考え、他人である医師の技術に頼って治そうとしていた。しかし、がんやその他の慢性疾患は患者さん自身の心の問題、生き方に問題があるので関心を内側に向けて心を養うことが生命力を高めることにつながると、著者は結論づけている。
2013年12月26日 9:32 カテゴリー:書籍紹介
