書籍紹介 「人は何のために“祈る”のか」 村上和雄・棚次正和 共著

人は何のために「祈る」のか
村上和雄・棚次正和 共著 ISBN978-4-396-31531-3

人は昔からずっと祈り続けてきました。なぜでしょう?理由は少なくとも2つあります。1つは祈らざるをえなかったから。そして、もう1つは、祈りに効果があったからです。

祈らざるをえなかったのは、大自然の前で人間のやれることは限られていて、自分たち以上の存在を意識せざるをえなかったからです。さらに、大昔から祈ることに人々が見出してきた大きな効果があります。人は自分の欲求や願望を満たしてもらうために祈りますが、そうならなくても祈ることをやめませんでした。その理由は、もっと大きな効果に気づいていたからです。それは何かといえば「心が安定する、ブレない生き方」ができるということです。「ブレない生き方」とは、人間が生きていくために必要な生命エネルギーが流れてくる、その根源と結び付くということです。生命の根源とつながっていることが祈りなのです。生命の根源から与えられた生命力によって人間は生きていることを太古から直観していたはずです。

今日、祈りという言葉を聞いて人々が「宗教」を思い浮かべるのは、祈りの現場が主に宗教の内部にあったからですが、祈りそのもそは決して宗教の独占物ではありません。従って、祈りとは何かと言えば私たち人間が自分の内や外に存在する「サムシング・グレート(偉大な何ものか)」に向かって語りかけるコミュニケーションと言っていいのです。その場合、サムシング・グレートは、一神教や多神教の神であっても、自然であっても、宇宙であってもいいわけです。

著者の村上氏は、遺伝子の研究を通じて、心のあり方が遺伝子の働きに影響を及ぼしていると確認するようになり「祈りと遺伝子」の研究は大テーマであり、そのための第一歩が本書であると述べられています。

また、もう一人の著者の棚次氏は、本書は「祈り」の共通理解を深めるための材料を提供するとともに、祈りについての誤解や無用の混乱を避けたいという願いから誕生させたと述べられています。

「祈りと遺伝子」という壮大なテーマに世界的科学者と第一線の宗教学者が挑む!

2013年7月18日 9:00  カテゴリー:書籍紹介

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