書籍紹介 「ガンを超える生き方」 土橋重隆 著

ガンを超える生き方
土橋重隆 著 ISBN978-4-19-862348-7

ガン診療で何が捨象されたかを考えれば、今のガン治療の実態が理解されます。“診断する”とは今の段階で体(臓器)の変化に名前をつけることです。この名前は個人的なものではなく、ある基準によって決まります。つまり、患者さんが違っても診断基準が同じであれば同じ診断名がつきます。すでに、この時点で個人的な生活史が捨象されています。ガンになる原因は1つだけとは思いませんが、カルテには原因についての記載は一切なく治療は診断がつくことからスタートします。

ガン治療ではなぜガンになったのかということは必要とせず、いかにガン細胞を消失させるかが目的となります。ガン細胞を消失させる手術、抗ガン剤、放射線という行為においても治療効果の個人的な差が捨象されることがあります。科学的なデータ(抽象の産物)を基に治療が行われますが、そのときには、個人の体質、免疫力、精神力などは捨象されています。早期ガンであれば科学的(西洋医学的)治療でも対処できますが、進行ガンとなると話が違ってきます。原因となるものを捨象した診断で個人差を捨象した治療を行ったとしても治療成績に、ばらつきが出て治せると言い切れる治療法ではありません。

著者は西洋医学的治療を否定しているのではなく、抽象の産物であるがゆえに科学的診断治療には限界があることをわかって欲しいと主張します。実はガンの本質は捨象化された生活史の中にありますが、抽象化された学問を学んできた医者にはわからず、治せないのは医者の責任ではありません。著者は患者さんが診断治療に際して捨象された自分の歴史を振り返り、生き方の変更を決断すれば治療効果は自ずと満足できるものになると考えています。従って、ガンを含めて病気になる理由は、患者さん個々の中にあり治療法に頼っていては病気は治らないと強く訴えます。

“ガンはあなたの人生に届いたメッセージ”

2012年12月6日 15:36  カテゴリー:書籍紹介

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