書籍紹介「寿命が尽きる2年前」久坂部羊 著

「寿命が尽きる2年前」
久坂部羊 著 ISBN978-4-344-98671-8

人がいつ死ぬのか、たいていはわかりません。自分が二年後に死ぬとわかったら、あと二年しか生きられないのかと、絶望する人もいるでしょうが、まだ二年も生きなければならないのかと、嘆息する人もいるはずです。高齢者、あるいはそれに近づいている人には、"いつまでも元気"よりも、もっと大切なことかあるはずです。人生最後の二年を、自分で納得できることに費やすことです。

1.そろそろ準備をしたほうがよい徴候
正確にピタリと二年後の死を予測することは困難ですが、そろそろ準備をはじめたほうがよいという徴候はいくつか考えられます。
(1)理由なしに食欲がなくなるとか、通常の量が食べられなくなる。
(2)人と会うのか億劫、しんどい、面倒臭いなどにより活動量が減る。
(3)身体を休めても元気が出ず回復しなくなる。
(4)重度の認知症になってしまった。
(5)嚥下機能が低下して、誤嚥を繰り返すようになる。

2.寿命が尽きる二年前にすべきこと
まずは、これまでしたかったけれどできなかったこと、我慢していたことを試してみる。たとえば
(1)国内外への旅行を少し豪華なコースでやってみる。
(2)絵、写真、手芸、楽器、料理、ゴルフやテニスなどの趣味を続ける。
(3)長年世話になった人などに感謝の気持ちを伝える。

3.逆にしくていいこと、してはいけないこと
(1)貴重な残り時間を病院などで無駄にしないこと(医療に近づかない)。
(2)症状もないのに健康診断、がん検診、人間ドックなど受けないこと。
(3)長生きのための節制(酒、煙草、好物など)をしないこと。

4.寿命が尽きる二年前、それはいつ
問題は寿命が尽きる二年前が、いつかわからないことでしょう。
(1)「それは今でしょ」まちがっていても、そう考えても損はないはずです。
(2)感情より理性を優位にすること。最悪なのは死の直前まで長生きのための努力や我慢や節制を続けて貴重な時間を無駄にしないこと。
(3)さらに最後の最後に医療に頼って、自ら無用の苦しみを背負わないこと。

人気医師作家による「楽に人生をまっとうする」方法!!

2026年1月15日 9:08  カテゴリー:書籍紹介

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