書籍紹介「人はどう悩むのか」久坂部羊 著

「人はどう悩むのか」
久坂部羊 著 ISBN978-4-06-537225-8

本書は、各ライフステージに潜む悩みを年代ごとに解説していますが、ここでは高齢者のうつ症のうつ症状に限定して考察します。高齢者は身体が衰えることは認めざるを得ません。しかし、病気や障害があっても、経済的に恵まれていなくても、家族がいなくても、精神的に満たされていれば、幸せを感じることはできます。従って、あらかじめ、高齢期に潜む「精神の健康を害する危機」を知っておけば、悩みの予防になります。

1.うつになりやすい高齢者
(1)高齢になると心身の機能の衰え、脳の働きの衰えなどとともに、いろいろ不愉快なことが増え、忍耐力も衰え、将来の希望も持ちにくくなります。
(2)これらはだれにでも起こり得ることばかりです。しかし、それをあり得ない不幸に見舞われたと感じるので、うつ状態になります。
(3)従って、起こり得る不具合を前もって想定するのがよいでしょう。

2.うつ発症のきっかけ
(1)「精神の健康」には性格の影響も多分にありますが、長生きすればするほど、うつ発症のきっかけは以下のように山積です。
(2)退職して仕事がなくなる、配偶者の死、同世代の知人や友人の死、麻痺や不自由を伴う病気、身体の機能低下、環境の変化、些細な失敗や不如意など。

3.うつのサインと予防
(1)徐々に症状が進行する認知症と異なり,うつは比較的早い時期から以下のような症状が明白に現われます。
(2)これまでの習慣をやめる、物事に興味がなくなる、集中力が落ちる、辻褄の合わないことを言う、口数が減りぼーっとしている。
(3)うつの予防は欲張らず、執着せず、ありのまま受け入れる気持ちを持つことかもっとも有効と考えられます。

高齢者は6~7人に1人がうつになる!
これからはいやなことつらいことが増えると覚悟することが逆に「幸せな老後」につながる!!!

2025年8月7日 9:01  カテゴリー:書籍紹介

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