書籍紹介 「生命のバカ力」 村上和雄 著

生命のバカ力
ISBN 4-06-272203-08
村上和雄

生命科学の現場に40年近くいる著者は、万巻の書物に匹敵する膨大な遺伝情報を、極微の空間に書き込み、しかも、それを正確に一刻の休みもなく働かしている主体は人間の理性や知性をはるかに超える「サムシング・グレート」の働きとしか表現できないと考える。そして、このサムシング・グレートと感性は深いところで繋がり、大切なヒントを密かに囁き、これをキャッチするとき、人間は想像を超える仕事ができ、生命がバカ力を発揮すると主張する。

2003年4月、ヒトゲノムの解読完了宣言がなされ、遺伝子の働きについての本格的研究はこれからはじまろうとしていますが、その中で著者が最も注目しているのは、遺伝子のONとOFFの仕組みです。

私たちの遺伝子情報はほとんど眠っています。そうすると、眠っているよい遺伝子をONにして、起きている悪い遺伝子をOFFにすることができれば私たちの可能性は飛躍的に発展します。このことを著者は創造豊かな主観的世界、みずみずしい感性や直感、更には霊感としか表現できない世界つまり「ナイト・サイエンス」(夜の科学)を交えながら、一般の人に語りかけています。

例えば、糖尿病の人の食後血糖値の上昇が「笑い」の力によって抑制できるという、世界初のデータと、それが生まれる経過についても語っています。また、人の可能性は様々で、一つの分野でうまくいかなくても、別の道で花開く可能性が大である、つまり能力をもっと「ON」にしようと読者に働きかけています。

2012年6月7日 11:13  カテゴリー:書籍紹介

書籍紹介 「インフルエンザワクチンは打たないで」母里啓子 著

インフルエンザワクチンは打たないで
ISBN978-4-575-29999-1
母里啓子

元国立公衆衛生院免疫学感染室長の著者はウィルス学を学んだ者の常識として「副作用はあっても効き目がない」からインフルエンザ・ワクチンは不要であると主張する。インフルエンザ・ワクチンは、太平洋戦争後、日本に駐留していた米軍の奨めで製造され、最初は鉄道員や郵便局員などの公共性の高い仕事の人に優先して接種された。
ところが、一向にインフルエンザの流行はなくならず、「非力なワクチンだから個人に打っても効果がない」ということになり「ならば、小学生・中学生に集団接種することで流行を阻止しよう」という方針(学童防波堤論)の下、1962年には3歳~15歳までの子供への接種が義務化された。ところが、接種率を上げてもインフルエンザは日本中で毎年流行し、学級閉鎖がよく行われ問題視された。
そして、1979年に群馬県前橋市の一人の子供がワクチン接種後に痙攣を起こした事を機に前橋市医師会は集団接種を取り止め、更に1992年~94年にかけてワクチンによる副作用の訴訟で国が過失責任を認め、ついに1994年に小中学生への集団接種は中止された。
ところが、90年代半ばから厚生省は高齢化を対症にその後乳幼児を対象にワクチンの接種を奨め今日に至ってます。しかし、ワクチンはウィルスの変異のスピードや不活性化のコンポーネントタイプなどの理由で不完全免疫力しかつかず、更にワクチンが生物由来であることによるアレルギー反応や、ギランバレー症候群、急性散在性脳脊髄炎(ADEM)など副作用の発生の危険があります。従って、著者はインフルエンザ・ワクチンの接種は速やかに休止すべきであると強力に主張しています。

2012年5月31日 11:08  カテゴリー:書籍紹介

書籍紹介 「不老革命」 吉川敏一 著

不老革命
ISBN 4-02-330356-9
吉川敏一

人間というのは勝手なもので、肌のシミ、シワ、たるみとか、疲れやすくなったとか、やる気や根気がなくなったなどの衰え~はっきり言えば「老い」の兆候に気づくまでは「若さ」を維持するために大切な食生活や運動、睡眠といったところも気にもとめずに、「自分は若い。このままでも大丈夫だろう」となんの根拠もなく思い込んでいます。
実は細胞たちがいつまでも正常に活動し続けてくれれば私たちは「老いる」ことはありません。けれども、細胞を傷つけてその活動を邪魔する、あるいは細胞自体を殺してしまう犯人が、私たちの体の中には存在しています。それは「フリーラジカル」という名の危険な性質をもつ「原子」や「分子」です。体の中の至る所でガスのような状態で発生して、細胞を内側からも外側からも攻撃し続け細胞を侵し、体を衰えさせてしまいます。
「フリーラジカル」は人が生きている限り体内に発生し続けテレビや雑誌などでよく目にする「活性酸素」もこの仲間です。本書が提案するのは、この「フリーラジカル」を消し去るためのあらゆる方策です。そして、その中心となるのが「フリーラジカル」と戦う唯一の武器である「抗酸化物質」を体に採り込むことです。
これまでの医学は、「病気を治す」ことだけに主眼が置かれ、現在行われている「予防医学」もその延長線上にあります。本書が提案するアンチエイジング医学は「早期発見・早期治療では遅すぎる」との考えが前提となり、「細胞の老化」という病気になる元凶を、体の中から極力なくしてしまうべきという発想をしています。「フリーラジカル」研究の世界的な権威が語る不老のための必携情報です。

2012年5月24日 10:50  カテゴリー:書籍紹介

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