書籍紹介 「輝くいのち」 寺岡弘文 著

輝くいのち
寺岡弘文 著 ISBN978-4-906182-74-9

今から137億年前のビックバン=大爆発がすべての始まりであった。星々の“生と死のドラマ”から生まれた無数の銀河の中の1つ、銀河系-その片隅の恒星・太陽を中心にして太陽系が生まれた。その第3惑星・地球には38億年前に始原生命体が現れた。それ以来、生物の種類が爆発的に増えたカンブリア紀(約5億7,500万年前から5億9,000万年前)や、恐竜の時代であるジュラ紀(約2億年前から1億4,000万年前)を経て、大型の類人猿との共通の祖先から分かれて人類が誕生したといわれている700万年前、さらに現生人類=ホモ・サピエンスの誕生した約20万年前を経て現在に至るまで、生命の流れが連綿と続いています。

1つ1つの命はごく短期間で必ず死を迎えます。ヒトの寿命は幅はあってもほぼ100歳として、永いながい生命史の上では1つの命は一瞬の輝きに過ぎませんが、途絶えることなく今日まで太い流れとしてつながる万世一系の歴史的産物といえます。18世紀の産業革命以来、科学技術の進歩による人口の爆発的増加を含め、人間界は拡大の一途をたどってきましたが、もうそろそろ限界に近づいているようです。

天変地異ではなく人間の活動そのものによって、ヒトを含めた地球上の生き物全体の危機が深まり、同時に男性中心の社会が劣化しています。ここに、生命を育み生み育てる女性が、真打ちとして登場する緊急性と必然性が出てきました。これから女性が地球上の全生命の源である太陽のように生命のバックボーンとして真に輝けば、子供も元気になり、男性も光り、地球の再生に希望がもてるようになります。本書がその一助となることを著者は願っています。

そして、著者は「生命科学」を基盤にして生命、ヒトと人間、食育、病気、健康、幸福、愛などの観点から壮大なロマンにつながる私達一人一人の命の再発見を提案しています。

2012年10月4日 9:34  カテゴリー:書籍紹介

書籍紹介 「心もからだも『冷え』が万病のもと 川嶋 朗 著

心もからだも「冷え」が万病のもと

川嶋 朗 著 ISBN978-4-08-720378-3

内臓脂肪の増加からメタボに至るまでには、体質、生活環境、年齢やストレス状況など様々な要因が絡まりあって長時間かかります。それらの要因の中で、著者は最も深刻な原因は冷えであると考える。過剰な脂肪分は血管の内側や内臓の周辺に付着して脂肪の壁を作り、その結果、血管が細くなり血流は悪く体温が下がる。とりわけ肥満の人は、運動不足から筋肉が減り、そのぶん脂肪の比率が高くなる。脂肪部分には血流がないので、体温は下がるばかりで、さらに体を冷やす。体の冷えは心に伝わり、心まで冷やす。また、逆に、心の病つまり心の冷えは、体を冷やして、体のトラブルの原因となる。近年増えているうつ病も体の冷えが大きな原因であると著者は考えている。

すぐにカッとしてキレやすい、暴れると歯止めがきかないなどの今の子供の不幸な状況のみならず、アトピー性皮膚炎、便秘、下痢、近視、虫歯さらにはイジメや自殺も体と心の冷えが引き起こしているように思う。

通勤電車から地下街、オフィスの中といたるところでエアコンが効いて真夏といえどもひんやりとした空気で満たされている。冬になると今度はどこに行っても暖房が効いて蒸し暑く、嫌な汗をかきます。そのまま一歩外に出ると汗はすぐに冷え、今度は体の芯まで冷やす。冷蔵庫や冷凍庫は一年中フル稼働して当然のように日々の食品や飲み物を冷やす。一方、効率性ばかり重視され、やりがいを得ようとしてもなかなか難しく醒めたオフィスの人間関係や冷や汗の出るような仕事が、家に帰れば会話の無い家庭が心を冷やす。

物理的にも心理的にも、今、日本はどこもかしこも冷えている。そこで、心身の冷えや蓄積があなたの不調の原因となり、肩こり、腰痛、胃痛また、高血圧、糖尿病、癌などの生活習慣病、さらには、うつなど精神的な病を招いている。

本書は男も女も子供もどうすれば冷えを改善して本来の健康を取り戻すか総合医療の立場からわかりやすく解説しています。

2012年9月27日 9:13  カテゴリー:書籍紹介

書籍紹介 「食品業界は今日も、やりたい放題」 小薮浩二郎 著

食品業界は今日も、やりたい放題
小薮浩二郎 著 ISBN978-4-88320-562-2

添加物とは、食品の製造において着色、保存などを目的として加えられるもので、通常、我々はそれ自体を食品として食べることがない物質です。添加物を使うことで見た目がよくなったり、いい匂いがしたり、消費者にとってプラスになる点も多々あります。その反面、消費者の健康に害になる面も指摘されてきました。2005年には添加物メーカーに勤務していたという安部司氏が書いた『食品の裏側』がベストセラーになり添加物害毒論が盛り上がりましたが、一方で十分な安全性試験を行っているため安全性は保証されているという立場から「添加物無害論」さらには「添加物絶賛論」まで数多く主張されています。どちらかの言い分が正しいのでしょうか。

製薬会社の研究員として、その後、食品会社の研究室において40年にわたって食品業界に身を置き、添加物についての研究を重ねた結果、著者は添加物には安全面において重大な問題があると主張します。

「食品の製造過程におけるあらゆる危害を排除しておけば、作られた食品は安全である」という考え方に則って開発されたハセップ(HACCP)という認証制度があり、大手の食品メーカーはこぞってこの認証取得しています。こうした安全管理自体はよいことですが、食の安全にとってもっと大切な本質的問題が見過ごされていると著者は指摘します。現在の法制度では、どんな不純物がどれくらい含まれているかもわからない添加物が食品に使用されている。化学合成物でありながら「食品扱い」のため表示の必要もなく使いたい放題な添加物がある。悪の脂肪酸「トランス脂肪酸」がどれだけ含まれていても問題にならない。こうした状況下では、「ハセップに基づき、品質管理・衛生管理を徹底的に行いました」といわれても消費者は安心できない。

本書は放射能よりよほど恐いこの実態について、業界内部から警告する添加物研究者による“危険論”の決定版です。

2012年9月20日 9:24  カテゴリー:書籍紹介

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