書籍紹介「日本の医療格差は9倍」 上 昌広 著

日本の医療格差は9倍
上 昌広 著ISBN978-4-334-03842-7

2013年(平成25年)1月、埼玉県在住の男性が、救急搬送の受け入れを合計36回も断られ、死亡するという事件があった。実は、現在の日本において医師の数は圧倒的に「西高東低」である。その原因を著者は医学部が西日本に偏在していることだと喝破する。人口約398万人の四国には、4つの医学部があるが、人口約4,260万人の関東には22の医学部しかない。人口当たりで見ると2倍近い差だ。

国立大学である四国との差は9倍近くになっている。医学部のこのような偏在は、医師の偏在だけでなく、教育格差を生みだしている可能性があります。教育格差は人材格差を生みだし、地域格差を固定します。深刻な問題です。問題の背景がわかれば、あとは解決策を議論し、行動するだけです。

関東に、一般家庭の子どもが進学できる医学部を創る必要があります。また、すぐにできるのは東日本で医学部を目指す高校生は、四国や九州の医学部も進路に入れるべきだという点を周知させていくことです。国を挙げて議論すれば、まだアイディアが出てくるでしょう。

(1)なぜ、関東に医者は少ないのか?
(2)なぜ、医学部は西日本に多いのか?
(3)なぜ、金持ちの子どもしか医者になれないのか?

このような、素朴な疑問から、現代社会の「格差」を見出した東京大学医科学研究所特任教授の著者が、日本医療と教育へ提言する。

医者の数で損をするのは東日本!!

2015年4月2日 8:51  カテゴリー:書籍紹介

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