書籍紹介「体質は3年で変わる」中尾光善 著

「体質は3年で変わる」
中尾光善 著 ISBN978-4-08-721269-3

最新の研究とテクノロジーによって、体質は遺伝だけでなく多様な環境との相互作用によって決まるものであり、体質に関わる遺伝子は環境の影響を受けやすいことが分かってきた。体質は変わる、変えられる。それにはどれくらいの時間がかかるのか。そこで著者が提唱するのが「体質3年説」だ。

1.体質は遺伝か環境か
(1)体質とは
医学的には体質は形質、気質、素質を総合したもので、それぞれは個体の保有している形態的、精神的、機能的性質を示す。
・形態的性質…体型や体格、顔立ちなど
・精神的性質…気性、性格など
・機能的性質…生まれ持った性質、資質、得手不得手など
(2)遺伝か環境か
・DNAの塩基配列は、1つの生物種では基本的に同じ。ヒトの場合、同じである割合は約99.9%で、違う割合はわずか0.1%程度。
・一卵性双生児はゲノムは同じですが、成長につれて外見的に微妙な違いが生まれ、性格も、かかる病気もまったく同じでないケースが多い。

2.体質を決める5つのしくみ(相互関連性)
(1)一塩基多型…血液型、毛髪や目の色を決める
(2)ポリジーン遺伝…身長、体重、血圧、知能などを決める
(3)エピゲノム…遺伝子にオン/オフの印をつける
(4)非コードRNA…遺伝子の働きに直接作用する
(5)複合的で未知なしくみの可能性…ミトコンドリア、エクソソーム、腸内フローラなど

3.3年で体質は変わる・変えられる
(1)多くの細胞は3年で入れかわる。
(2)乱れた食事習慣を3年で改善する。
(3)3年のトレーニングで病気になりにくい体をつくる。

4.ミトコンドリアの活性化(運動・寒さ・空腹が体全体の新陳代謝を促す)
(1)運動することで体内の余分なエネルギーを消費する。
(2)寒さを克服するために、体温を上げれば、蓄えたエネルギーを消費する。
(3)空腹になると蓄えたエネルギーを消費する。

生命科学が解き明かす人体の不思議
ゲノムの0.1%プラス環境因子が体質の違いを生む!!

2024年4月18日 9:01  カテゴリー:書籍紹介

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